いまいま

トビタテ4期生/国際ボランティア/フィリピン🇵🇭/セブ島/JICAベトナム研修/東日本被災地応援実行委員/小学校の教師になりたい私の日記です📖✍

10/4 エシカルバナナ

ポスターセッション

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私は

「ザ・トゥルー・コスト

ファストファッション 真の代償」を見て、

同じように苦しんでいる 

フィリピンの農場で働く人々を

思い出しました。 

 

衣服の製造以外に、

食べ物をつくっている場面でも 

厳しい現状があります。 

 

今回は食べ物の中でも

日本人に馴染みのあるバナナを通して、

安さの抱える問題を伝えたいと思います。 

自分たちも当事者なんだという事実に

目をそむけず、 

考えていきたいと思ったからです。

 

 


皆さんは日本にくるバナナはどこで作られているか、知っていますか?
この円グラフを見てください。

 

日本がバナナを輸入する国を表したものです。

日本にくるバナナの8割はフィリピン産のもので、日本とフィリピンはバナナで繋がっていることがわかります。 

 

フィリピンの生産量が多くて、 

現地の人たちも食べている

と思うかもしれませんが、

日本に来ているバナナは 

日本人のためにだけに作られています。

 

 

また皆さんはどんな基準でバナナを買いますか?このランキングを見てください。


これは日本人はどんなポイントでバナナを選ぶのかを調べたものです。

このランキングから、

日本人は

「どれだけ安くて見た目が綺麗か」

によって買うか買わないかを 

決めていることがわかりました。

 

 

私たちが食べるバナナの多くは 

フィリピンから届けられています。

しかし、私たちが安くバナナを買える背景にはたくさんの問題があります。

 

 


そのバナナの多くは 

フィリピン南部のミンダナオ島というところで作られています。

見渡す限りバナナが

ずっと植えられているところで、

日本の消費者のために過酷な労働の中、 

育てられています。

 

たくさんのバナナ農家は

日本向けにバナナを生産する契約を

結んでいますが、

契約内容はとても不公正で、

生活できる収入は得られません

 

つくっても作っても借金が返せなくて 

何十年も働き続けて、 

苦しんでる人々がいます。


またバナナは病気・虫・カビに弱い作物です。

 

日本人が見た目にこだわるため…

様々なものからバナナを守るために…

農薬が大量に使われます。

しかし、

その農薬は

日本やアメリカでは

使うことを禁止されている毒薬です。

 

効率よくするために飛行機で

空から農薬が振りまかれます。

そしてその農薬は

人々の洗濯物や労働者に 

浴びせられることもあります。

 

農薬のせいで身体中がかゆくなり

皮膚病になることもあります。

その土地で生まれた子どもたちは

障がいをもって生まれることも

珍しくありません。

 

 

この現状を知って、どう感じましたか?

 


この現状を知った後でも、こんな笑顔でバナナを食べることができますか?

 

 

 

もしかしたら皆さんも

フィリピンの人々を

傷つけているかもしれません。

 

そこで、

私たちにもできることを

紹介したいと思います。

 

 

それはエシカルバナナキャンペーンです。

 

エシカルバナナとは、

持続可能な農法で作られた

地球にやさしいバナナ…

 

生産から流通・小売りまで

すべての労働者の人権が守られているバナナ…

 

食べる方も作る方も、

ほかの誰かの人生を

踏みつぶすことなく笑顔を広げられるバナナ…

 

 という意味です。

 

 

エシカルバナナキャンペーンは、

日本に入ってくるすべてのバナナが

エシカルになることを目指す

キャンペーンです。

 

興味のある人は

エシカルバナナキャンペーンと

調べてみてください。

もっと詳しく講演聞いたり、

自分にできることを見つける

きっかりになると思います。

 

 

私はこの現状をしっかり受け止めて、

これからも考え続けたいと思いました。
ありがとうございました。